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職業「戦闘」。
多くは冒険者と一括りにされ、一貫した活動のないブリタニアの「戦闘を生業とする」者たち。
はっきりとした職を持つと見受けられる者の多くは鍛冶や裁縫・大工や細工などの一般的な生産業を営む者か、あるいは鉱夫・木こりといった資源採集を行う者たち、そして釣り竿を武器とする漁業関係者だろう。
戦闘行動のみを自身の技術とする者が直接ブリタニアに貢献することができるものは数少ない。
先の侵攻では異世界のタイタンからブリタニアを守るためにその辣腕を大いに振るってはいたが、それもブリタニアが実際に被害にあった場合の、有事における盾の役目に過ぎない。平時とは平和な時代であり、そうあった場合、冒険者たちは文字通り冒険をし続けることになる。
ではこういった戦闘技術者たちが多く出向くことのできる、彼らにとって一般的な仕事とは何なのか。
大きく分けて3つになると私は思う。
1.調査
これは必要で、かつ場所によっては極めて重要である。
イオドンの谷に墜落し縛り付けられたミナクスの魔城シャドーガードへの定期的な潜入の必要性は、彼女がこれまでブリタニアに対して行ってきた攻撃行為の規模と回数を見れば明らかである。
次点ではブリタニアに攻撃を行ったことこそないものの昨今その「主」が大幅に力を増したダンジョン・ドゥームの確認、それ以外にも以前からある敵対的なダンジョン、Blighted Groveの腐敗状況やロストランドのPalace of Paroxysmusから立ち上る酸の状態、そしてファセットすら繋ぐこの世の地獄・Stygian Abyssやシャドーロードの一体が姿をくらました先とされるGravewater湖の沈没船などは常に甚大な脅威となる可能性を孕んでいる。
2.護衛
これは重要というよりも必要とされている。
特筆すべき侵略者が存在しない場合でも、戦闘能力のない一般市民にとってブリタニアでの旅路は危険なものであり、常に死と隣合わせである。
単に冒険を夢見る者だけではなく、手紙や言伝を配達することを生業とする者、遠方に出向く貴族や花嫁・花婿などが普通の傭兵の持つ戦闘力や確実性では満足できない場合、冒険者の手が必要とされる。この需要はかなり高く、それらしい格好で街に出向けば一度は声を掛けられるだろう。最初のケースでなければゲートトラベルの魔法が使える上級魔術師を雇うのは確実で早く、効率もいい。
3.補助
これは一部の者の需要である。
自室から動けなかったり戦闘技術に乏しい魔術師や研究者などが、自分の手元では揃えることのできない特殊な物品の調達を冒険者に依頼する、といったものだ。
このような依頼は明確な命の危険が伴うことが多く、街の傭兵では大金を積んでも請け負ってはくれないだろう。
そういう時には通りがかった(あるいは話を聞きつけてわざわざ向こうからきた)冒険者に依頼するのが一番手っ取り早い手段となる。
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都市間貿易について
船かそこそこの戦闘力さえあれば可能な大量の荷物運び、つまり都市間貿易は実際のところ、ブリタニアにとってというより、殆どブリタニアにとってのみ有益な商売である。
この職を完全な生業としている者は少ないと私は思っている。理由は報酬の不規則性と広すぎる幅だ。
報酬を用意しているのが担当者なのか依頼主なのかは定かではないが、かなり統一性のない見返りが与えられるため、労力に反して不要な物を得るといったことが少なからずある。
需要供給のサイクルから外れ、自給自足の生活を強いられる冒険者にとって自己の利益と時間+手間からなる秤の傾きは重要であり、割に合っていない(またはその可能性が見える)仕事は人気が下がる傾向にある。
ブリタニアの市政には決して少なくないゴールドが納入されるが、これが冒険者側の財布に一切入らないというのもこの職種を敬遠するであろう理由に拍車をかけている。
貿易商を行う者が増えればそれだけ街の資金が潤い、それを管理する者の負担も減るためどちらかと言えば街側の人種である私としては推薦していきたい仕事なのだが、いかんせん欠陥が多すぎる。
今のところははっきりと求める物がある者か、貿易商という活動自体に価値を見出す者どまりになるだろう。
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ここ数日久々にトレーダー回してるけど、かなり前は出て、少し前(去年の頭あたり?)からめっきり出なくなった看板がまた出始めた。一時期は存在を忘れるレベルで出なかったのに一体何が・・
海上でぼーっとしながら勝手に進むの眺める奴案外面白いから船交易がオススメ。逆に勝手に進まないから徒歩でのトレーダーは殆どやったことがない。ほっといても勝手に進まないんだもの。